プロジェクト・ファシリテーションとは

プロジェクト・ファシリテーション (Project Facilitation) とは、平鍋健児氏らが提唱し、体系化したプロジェクト現場を活性化する手法です。ソフトウェア開発の現場における「見える化」から始まりました。
プロジェクト・ファシリテーションの定義については、下記リンクを参照してください。

 プロジェクト・ファシリテーションは、プロジェクトの成功を目的としていますが、同時に、エンジニアとして、よりよい人生の時間を過ごすこと (Quality of Engineering Life:QoELの向上) をも目的としています。すなわちプロジェクトに関わるひとりひとりが、やりがいと信頼関係の中でよりよい働きができることを狙っています。プロジェクト・ファシリテーションは、プロジェクト・マネージャーと対立するものではなく、相互に補完し合うものなのです。

 ソフトウェア開発の現場から提唱されたプロジェクト・ファシリテーションですが、その考え方やツールの数々は、ソフトウェア開発以外でも存分に威力を発揮する手法です。


プロジェクト・ファシリテーションの5つの価値


※平鍋健児氏の資料より掲載しています。
  1. 対話
    • 必要な人と、必要を感じたときすぐ、対面で話をしていますか?
    • チームとして個人の総和以上の成果を上げるために、「対話」を価値とします。
  2. 行動
    • あなたの言葉に、行動はともなっていますか?
    • 価値を現実のものとするために、そして気づきを得るために、「行動」を価値とします。
  3. 気づき
    • 今日、何かに気づきましたか?気づきを、毎日誰かに話していますか?
    • 個人そしてチームが成長するために、「気づき」を価値とします。
  4. 信頼関係
    • あなたはチームのメンバーを信頼していますか?チームのメンバーはあなたを信頼していますか?
    • 行動を起こす勇気の源として、「信頼関係」を価値とします。
  5. 笑顔
    • 人からの非難をおそれてびくびくしていませんか?冗談を言える雰囲気はありますか?今日、みんなの笑顔は見えますか?
    • 人生の貴重な時間を楽しくすごすために、「笑顔」を価値とします。

プロジェクト・ファシリテーションの5つの原則


※平鍋健児氏の資料より掲載しています。
  1. 見える化 (Management by Sight)
    • 目に見えるようにして、行動につなげる。
  2. リズム (Rhythm)
    • 人間活動として定期的なリズムを設計する。
  3. 名前づけ (Name and Conquer)
    • 気づいた概念に名前をつけておく。
  4. 問題 vs. 私たち (Problem vs. us)
    • 「問題」と「人間」を分離する。
  5. カイゼン (Kaizen)
    • 継続的に、今の自分たちにでできる、小さなことから。

プロジェクト・ファシリテーションの効果


※平鍋 健児氏の資料より掲載しています。
  • 協調的なチームのムードを作り出す
  • 笑顔の数
  • 意外なリーダーの出現 (人材の開発、発掘)
  • 見える、マネジメント
  • 早く分かるリスク (隠さない)
  • 実感できる改善 (くりかえし、ふりかえり)
  • 自ら気づき、自ら行動することを、価値とする文化
  • すぐ始められる!