設立趣意書

めまぐるしく移り変わる社会の状況の中、多くのプロジェクトは現実世界の変化に迅速かつ柔軟に適応することが求められています。
プロジェクトは今まで以上のコスト削減や納期短縮など、厳しい成果目標が設定されることとなり、過剰な最適化や効率化のために無機質で細かな作業指示に溢れています。
人間味の無いこの現状により、プロジェクトにかかわるメンバーはもちろん、マネージャーもやる気を失い心身は疲弊し、品質や効率は低下し、さらに追い込まれて病んでいくという不幸が多く起こっています。

 

本来プロジェクトは未来を創造するチャレンジングでやりがいのあるものです。実際、創造的に運営し、かかわる人が自らの手によって未来創造を実感することで、充実感や達成感を得て、さらにそのやる気を次の創造の糧や源としているプロジェクトもあります。

このようなプロジェクトでは、プロジェクト・ファシリテーターの関わりが重要な役割を果たしています。プロジェクト・ファシリテーターは、プロジェクトに多くのコミュニケーションと主体性と自主性を生み出すよう、直接的また間接的に常に働きかけをします。

 

プロジェクトを創造的に活動させるための「場(Ba)」創りは、プロジェクト・ファシリテーターの役割として大きく、瞬間で変化し続ける「場(Ba)」の様子を感じ取る能力や、プロジェクトを構成する物理的環境や生身の人間、それらの流れを調整する能力が必要とされます。

そこで私は、プロジェクト・ファシリテーターに必要な知識やトレーニングを提供すると同時に、そのための知識や能力の習得がなされていることを認定するため、ここに、プロジェクト・ファシリテーター協会を設立します。

 

201097

 松本 潤二
 
※ 2012/02/29 誤字等一部修正